初代中村獅童の激動人生|名門萬屋を去った真相と二代目に託した夢
今注目を集めている 初代中村獅童の激動人生|名門萬屋を去った真相と二代目に託した夢について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
役者を廃業した小川三喜雄は、映画会社「東映」のプロデューサーや映画製作者として第二の人生をスタートさせます。1950年代から1960年代にかけて、東映京都撮影所を中心に巻き起こった「東映時代劇黄金期」において、彼の存在は極めて重要な役割を果たしました。
実弟である萬屋錦之介は、東映時代劇の絶対的エースとして『宮本武蔵』シリーズや『一心太助』など数々のメガヒットを連発。熱狂的な大衆の支持を集めるスター錦之介の傍らには、常にプロデューサーとして冷静に企画を練り、現場の調整に奔走する兄・小川三喜雄の姿がありました。
梨園の伝統と格式を熟知し、役者の心理や芝居のツボを誰よりも理解している元役者のプロデューサーは、映画界にとって唯一無二の貴重な人材でした。大部屋俳優から映画監督、製作陣に至るまで幅広い人脈を築き上げ、錦之介が独立して「中村プロダクション」を設立した際にも、経営やマネジメント面で弟を支え続けました。