健診の心電図で左軸偏位と出たら?放置のリスクと再検査の真相
健診の心電図で左軸偏位と出たら?放置のリスクと再検査の真相の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。
Q1:左軸偏位そのものによって動悸や胸の痛みなどの自覚症状が出ますか?
A1:左軸偏位という電気の傾き自体が症状を引き起こすことは一切ありません。もし現在、動悸、息苦しさ、胸の圧迫感、めまいなどを感じているのであれば、それは左軸偏位そのものの影響ではなく、背後に隠れている不整脈、狭心症、心不全、弁膜症などの病変が原因である可能性が高いと言えます。自覚症状がある場合は健診の判定ランクにかかわらず、速やかに循環器専門医の診察を受けてください。
Q2:健診で「要経過観察」と書かれていましたが、何科を受診すればいいですか?
A2:心電図の異常を精査する専門診療科は「循環器内科」です。一般的な内科クリニックでも初期対応は可能ですが、心臓の構造的異常を正確に見極めるための心臓超音波(心エコー)検査装置やホルター心電図を備えていない施設もあります。受診前にクリニックのホームページ等を確認し、日本循環器学会認定の循環器専門医が在籍している医療機関を選ぶと確実です。
Q3:左軸偏位を正常な角度に戻すための治療法や内服薬はありますか?
A3:左軸偏位そのものを薬で元の角度に治すという治療法は存在しません。治療のターゲットは、電気軸を傾かせる原因となった基礎疾患です。高血圧によって左室肥大が起きているのであれば降圧薬の内服や減塩、運動療法によって心臓への負荷を軽減させます。また、肥満によって横隔膜が挙上しているケースでは、適切な体重コントロールによって電気軸が自然と正常範囲方向へ戻る事例も確認されています。