三相200Vから単相200Vの変換は違法?「2本取り」の危険と正規工法
三相200Vから単相200Vの変換は違法?「2本取り」の危険と正規工法の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
では、作業場やガレージに単相200Vの機器(エアコン、EV充電器、溶接機など)を導入したい場合、どのような方法を選べば良いのでしょうか。取り得る選択肢は大きく分けて3つ存在します。それぞれの初期費用、ランニングコスト、施工難易度を比較表にまとめました。
三相の電気を適法に単相へ変換するための専用機器が三相200V・単相200V変換トランス、代表的なものとして「スコット結線変圧器」があります。三相の3線すべてを入力とし、内部の特殊なコイル結線によって位相を90度変換し、平衡を崩さずに2系統の独立した単相出力を取り出す装置です。
ただし、スコット結線変圧器の本体価格は小容量(3kVA〜5kVA程度)でも15万円から30万円前後、盤への組み込みや三相変圧器の単相利用に伴う工事費用を含めると総額で30万〜50万円規模の設備投資になります。さらに、トランス自体が電気を通しているだけで常時熱としてエネルギーを消費する「無負荷損失(待機電力)」を垂れ流すため、エアコン1台を動かす目的としてはコストパフォーマンスが著しく悪化します。