底が開いた巣の正体とは?ヒメスズメバチの危険性と駆除・対策まとめ

底が開いた巣の正体とは?ヒメスズメバチの危険性と駆除・対策まとめの具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

体長は女王蜂で約25〜37mm、働き蜂でも約24〜30mmに達し、日本に生息する蜂の中ではオオスズメバチに次ぐ堂々たる巨体を誇ります。そのため、飛翔する姿を一目見ただけでオオスズメバチと誤認して強い恐怖を覚えるケースが後を絶ちません。しかし、外見のポイントさえ押さえればヒメスズメバチの巣の見分け方や成虫の識別は容易です。

最大の見分け方は「お尻(腹部末端)の色」にあります。ヒメスズメバチとオオスズメバチの違いを比較すると、オオスズメバチの腹部先端が黄色であるのに対し、ヒメスズメバチは腹部の末端節が黒色(濃い茶褐色)で覆われています。「お尻の先が黒い大型スズメバチ」であれば、ヒメスズメバチと特定できます。

食性も極めて特殊です。他のスズメバチが昆虫全般や肉類、樹液などを幅広く口にするのに対し、ヒメスズメバチはほぼアシナガバチ類の巣を襲撃し、その幼虫や蛹の体液のみを捕食して幼虫に与えます。住宅街のベランダや軒下で見かけるアシナガバチの巣を執拗に襲っている大型蜂がいれば、それはヒメスズメバチの可能性が高いでしょう。

この偏食性ゆえに、ヒメスズメバチの活動時期と解散時期は他種よりも極めて短いサイクルを描きます。アシナガバチが活発化する5月頃に女王蜂が営巣を開始し、アシナガバチの営巣が終わる9月〜10月上旬頃にはコロニーが早くも解散します。秋深くまで狂暴化して活動を続けるキイロスズメバチなどに比べ、店じまいが非常に早い点も際立った生態です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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