学校の歯科検診で虫歯判定も歯医者は異常なし?判定の真相と最新基準
学校の歯科検診で虫歯判定も歯医者は異常なし?判定の真相と最新基準についての最新情報をお届けします。
ネット上の情報や保護者仲間の噂話には、いくつかの危険な誤解が流通しています。その典型が「受診勧告書をもらっても痛がっていなければ行かなくていい」「学校検診で何も言われなかったから、我が家は歯医者通いを卒業した」という極端な二者択一思考です。
特に危険視されるのが学校歯科検診放置リスクです。乳歯や生え変わったばかりの永久歯(幼若永久歯)は、大人の歯に比べてエナメル質が薄く、石灰化も不十分です。一度虫歯菌の侵入を許すと、大人の数倍のスピードで神経まで到達します。痛みを訴えた頃には神経を抜く処置が必要となり、将来的な歯根破折や歯並びの崩壊へ直結しかねません。「用紙をもらったのに放置した結果、夏休み明けには激痛で救急外来に駆け込むことになった」という症例は小児歯科の現場で後を絶ちません。
また、「学校でCOと書かれたら、歯医者ですぐ削られて銀歯にされるのでは」という恐怖感も完全な誤解です。現代の小児歯科医学において、COの段階で削る治療を行う歯科医師はまず存在しません。むしろ、フッ化物塗布やシーラント(奥歯の溝を塞ぐ予防処置)、ブラッシング指導を行い、「いかに削らずに永久歯を守るか」をプランニングするのが一般的です。