月の満ち欠けのしくみ徹底解剖!地球の影ではない真実と周期の謎
月の満ち欠けのしくみ徹底解剖!地球の影ではない真実と周期の謎の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
夜空に輝く月を理解する第一歩は、月そのものが恒星のように自ら光を放っているわけではないという冷徹な物理的事実を把握することです。月は太陽の光を鏡のように反射することで白く輝いて見えています。宇宙空間において、太陽光を浴びている月の「太陽側の半球」は常に100%照らされており、反対側の半球は常に闇に包まれています。つまり、宇宙空間から俯瞰すれば、月はいついかなる瞬間も『常に半分だけ光っている』のです。
それにもかかわらず、地上にいる私たちから見ると細い眉月や半月、真円の満月へと形を変えるのはなぜでしょうか。その直接の引き金となるのが、太陽・地球・月の位置関係の変化です。月は約27.3日かけて地球の周りを反時計回り(北極側から見下ろした場合)に公転しています。この公転運動に伴い、「太陽に照らされて光っている側の面」を地球から眺めるアングルが刻一刻と変化します。
たとえば、太陽と月の間に地球が挟まれる位置に来たとき、地球からは太陽光を正面から受けている側の面が丸ごと見えるため「満月(望)」となります。逆に、太陽と地球の間に月が入り込んだときは、太陽光で照らされている面が完全に地球の反対側を向くため、地球からは闇の面しか見えなくなります。これこそが「新月(朔)」の正体です。月自体の物理的形状が変化しているわけでも、物理的に削られているわけでもなく、光が当たっている部分の見かけの面積が視覚的に変化しているにすぎません。