子どもの突然の嘔吐「ケトン血性嘔吐症」とは?初期症状と点滴の判断基準
子どもの突然の嘔吐「ケトン血性嘔吐症」とは?初期症状と点滴の判断基準の重要なポイントについて、最新情報を取りまとめてご紹介します。
小児科の診察室で医師から「ケトン血性嘔吐症」と告げられた際、祖父母世代から「自家中毒のことね」と言われて混乱する保護者は少なくありません。結論から言えば、「ケトン血性嘔吐症」と「アセトン血性嘔吐症」「自家中毒」は実質的に同じ疾患を指す名称です。
かつては「体内で作られた毒素によって中毒症状を起こす」と考えられていた名残で「自家中毒」と呼ばれていましたが、医学の進歩に伴い、血液中にケトン体(アセトンなど)が過剰に蓄積することが直接の引き金であると判明したため、現在の正式な病名としてケトン血性嘔吐症が定着しました。
一方で、定期的に激しい嘔吐発作を繰り返す場合は「周期性嘔吐症」と診断されるケースもあります。周期性嘔吐症は小児片頭痛の関連病態とも考えられており、ケトン血性嘔吐症と重なる部分が多いものの、より周期的な発作パターンを持つ点が特徴です。