葛西臨海水族園の現在と建て替えの真相!マグロ復活劇と見どころ徹底取材
葛西臨海水族園の現在と建て替えの真相!マグロ復活劇と見どころ徹底取材にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
ネット検索で「葛西臨海水族園 建て替え」と打ち込むと、関連語句に「閉館」「休館」といった不穏なワードが浮上します。しかし、東京都建設局および公益財団法人東京動物園協会の公式発表資料を精査すると、「現在の葛西臨海水族園は通常通り営業を継続している」というのが揺るぎない事実です。
現在進められている建て替えプロジェクトは、既存の建物を直ちに解体して建て替えるのではなく、現在の敷地内(隣接する大空の広場エリア等)に「新葛西臨海水族園(仮称)」を新設する事業スキームを採用しています。新施設の整備・運営事業には日本設計や隈研吾建築都市設計事務所などが参画するグループが携わっており、2028年度頃の開業を目指して着工が進められています。つまり、新水族館が完成してバトンタッチするその瞬間まで、来場者は現行の施設を心ゆくまで楽しむことができるのです。
そして多くの建築ファンや都民がもっとも気をもんでいるのが、世界的な建築家・谷口吉生氏が設計を手がけたシンボル「ガラスドーム」の今後でしょう。地上30.7メートルに及ぶ美しいガラスの構築物は、エントランスからエスカレーターで海中へと潜り込むような空間演出で、日本の公共建築史に燦然と輝く傑作と評されています。都の計画検討委員会および公表資料によれば、新施設への移行後もこの象徴的なガラスドームを単に破棄するのではなく、レガシーとしてどのように保存・利活用していくかが継続して議論されています。開館当時の姿のまま海と空を一体化させて見せるこの空間美を、水族館の現役機能とともに体感できる時間は確実に残り少なくなっています。