折り紙のやっこさん完全攻略!袴アレンジや歴史の謎まで徹底解説
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なぜこの折り紙は「やっこさん」と呼ばれ、このような独特のポーズをしているのでしょうか。その起源は江戸時代の武家社会に深く根ざしています。
「奴(やっこ)」とは、江戸時代の武家に仕えた身分の低い奉公人(武家奉公人)の総称です。大名行列において、先頭で毛槍(けやり)や挟み箱を高く掲げ、独特の大きな身振り手振りで歩く役目を担っていました。彼らが着用していたのが、袖が左右に大きく張り出した「半纏(はんてん)」や「陣羽織」であり、その衣装の角ばったシルエットが折り紙の原型となっています。
また、奴の衣装の胸元や背中には、大きな四角い家紋やトレードマーク(釘抜紋など)が染め抜かれていました。四角い豆腐を「冷奴(ひややっこ)」と呼ぶのも、この奴の着物の四角い紋様に形状が似ていたことが語源です。折り紙のやっこさんが真四角のパーツで構成されているのは、当時の江戸庶民が抱いていた「威勢がよくてどこか滑稽な奴の姿」を巧みにデフォルメした結果なのです。
正月遊びでおなじみの「やっこ凧」も、この奴の姿を模した凧が大衆の間で大流行したことに由来します。風に乗って空を舞うユーモラスな姿は、江戸の町人文化の粋とユーモアの象徴でもありました。