なぜ名古屋の東海高校は医学部日本一?自由すぎる校風と実績の真相を徹底解説
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東海高校の進学実績を語る上で欠かせないのが、高校2年進級時に行われるコース編成、通称「A群・B群制度」です。1学年約400名の大所帯において、学業成績上位の約160名(4クラス程度)が「A群」に指定され、残りの生徒が「B群」へと振り分けられます。この選抜基準は実力テストや定期考査の成績に厳格に基づき、生徒たちの間では一種の登竜門として強烈な緊張感を生み出しています。
「A群にいなければ東大・京大や名大医学部は厳しい」と囁かれることもありますが、取材を通して見えてきた実態はもう少し複雑です。A群の生徒たちは高度な応用演習を授業で扱い、医学部合格者の多くを輩出するのは事実ですが、B群からも毎年着実に医学部や難関国立大への合格者が出ています。B群だからといって教員が見捨てるようなカリキュラムではなく、進路希望に応じた実力派の指導陣が手厚く配置されている点に同校の底力があります。
また、中学校から入学した「内進生」(約360名)と、高校から編入した「外進生」(約40名・通称M組)の学力・環境格差についても頻繁に議論の的になります。内進生は中学3年間ですでに高校課程の先取りを終えており、数学や英語の進度は猛スピードです。外進生は高校入学直後、この進度差を埋めるための徹底した集中講義を受けます。
現場の生徒や卒業生の証言によれば、「外進生は愛知県立トップ校(旭丘・岡崎など)をあと一歩で逃した高い基礎学力を持つ精鋭が多く、高2でA群へ合流した後は内進生と遜色なく競い合っている」というのが偽らざる実像です。互いのバックグラウンドが刺激となり、内進・外進の垣根を超えた学問的ライバル関係が醸成されています。