アメリカに勝った国は実在する?最強軍隊が敗北した真相と歴史の教訓

アメリカに勝った国は実在する?最強軍隊が敗北した真相と歴史の教訓の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

ベトナムの悪夢から半世紀近くを経た2021年8月、世界は再び「アメリカの敗走」を目撃しました。2001年の米同時多発テロ(9・11)を契機に始まったアフガニスタン紛争からのアフガニスタン撤退の真相は、超大国の限界を残酷なまでに浮き彫りにしました。

約20年間にわたりアメリカが投じた軍事・復興支援予算は総額2兆ドル(約300兆円)以上、失われた米軍将兵の命は2,400人を超えます。それほどの犠牲を払いながら、米軍の撤退期限が近づくやいなや、アメリカが育て上げたはずのアフガニスタン政府軍(公称30万人)は戦わずして霧散し、タリバンがわずか数週間で全土を電撃制圧したのです。

このタリバンが勝利できた原因について、米国防総省の関係者証言や「アフガニスタン・ペーパーズ(ワシントン・ポスト紙が入手した政府内部記録)」は冷酷な現実を明かしています。

タリバン戦士の間で語り継がれた有名な格言があります。
「アメリカ人は時計を持っているが、我々には時間がある」
選挙によって数年ごとに政権や政策が変わる民主主義国家アメリカに対し、タリバンは世代を超えて戦い続ける覚悟を持っていました。さらに、アメリカが支援したガニ政権内部は汚職と買収が横行し、給与を中抜きされた末端兵士たちの士気はゼロでした。「腐敗した親米傀儡政権のために死ぬ兵士はいなかった」という内側からの自壊こそが、タリバン再奪権の真因です。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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