猫の肉球の色は何で決まる?毛色の関係と病気の危険サインを徹底剖
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「生後3ヶ月でお迎えしたときは透き通るような桜色だったのに、1歳を過ぎたら黒いシミのようなものが浮き出てきた」――SNSや飼い主向けQ&Aコミュニティでは、肉球の変色に関する戸惑いの声が日常的に投稿されています。実際、動物病院の皮膚科外来においても、肉球の色素沈着に関する相談件数は全体の一定割合を占めます。
都内複数の動物病院で集積された症例データによると、子猫期から成猫期にかけて起こる肉球の変色は、大半が生理的な現象です。生まれたての子猫はメラニン色素の産生能力が未成熟なため、ほぼ例外なくピンク色に近い肉球をしています。生後6ヶ月から1年半程度をかけて、本来保持している遺伝子プログラム通りのメラニン沈着が完了するため、徐々に黒みやあずき色へと移行していくのです。
また、成猫の肉球に現れる猫の肉球の黒い斑点の多くは、獣医学的に「単純性黒子(Lentigo simplex)」と呼ばれる良性の色素沈着症です。特に茶トラや三毛猫など、赤色毛の遺伝子(O遺伝子)を持つ猫に好発します。ヒトでいう「そばかす」や「シミ」に相当し、加齢やわずかな外的刺激によってメラノサイトが局所的に活性化することで出現します。触ってみて周囲の皮膚と同じ弾力があり、凹凸や出血、急速な拡大がなければ過度な心配は不要です。