ポッセルトの図形を完全解説!矢状面の基準点と国試頻出の覚え方

ポッセルトの図形を完全解説!矢状面の基準点と国試頻出の覚え方の重要ポイントをお届けします。役立つ情報がチェックできます。

Q1:下顎安静位(Rest Position)はポッセルト図形のどこに位置しますか?
A1:下顎安静位は、ポッセルト図形の「外枠(境界線上)」ではなく、矢状面図形の「内側」に位置します。咬頭嵌合位(ICP)から約2〜4mm下方に位置し、上下の歯列間に安静空隙(Free way space)が存在する脱力状態です。ポッセルト図形はあくまで限界運動の境界を示しているため、機能的な中間位は図形の内部に含まれます。

Q2:中心位(CR)と中心咬合位(CO)と下顎後退接触位(RCP)の用語の違いは?
A2:歴史的な用語の変遷により混同されやすい部分です。現在一般的に用いられる定義では、中心位(CR)は「下顎頭の位置(生体力学的な関節位)」を指し、そのCRの状態で上下歯が接触した位置を下顎後退接触位(RCP)と呼びます。かつて日本国内で「中心咬合位(CO)」と呼ばれていたものは、現在の「咬頭嵌合位(ICP)」とほぼ同義として扱われることが多いため、用語の指す対象が関節位なのか歯接触位なのかを整理して覚えることが重要です。

Q3:なぜターミナルヒンジ運動は約20mm程度しか開口できないのですか?
A3:顎関節の側方靭帯(外側靭帯)および関節包後部組織の緊張による解剖学的制約があるためです。下顎頭が回転運動のみを続けようとすると靭帯が限界まで伸展し、それ以上の開口には下顎頭自体が関節結節に沿って前下方へ滑走運動を起こす必要があるため、純粋回転の限界は約20〜25mm(切歯点計測)となります。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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