赤星ビールはなぜ愛される?黒ラベルとの違いや買える店を徹底解説
赤星ビールはなぜ愛される?黒ラベルとの違いや買える店を徹底解説についての真相をご紹介します。
サッポロラガービールのルーツは、明治時代初期にまで遡る。サッポロビールの前身である官営「開拓使麦酒醸造所」が北海道札幌の地に設立されたのが1876年(明治9年)。その翌年である1877年(明治10年)に発売された「冷製札幌ビール」こそが、現在の赤星の原型であり、現存する日本最古のビールブランドと称される所以である。
ラベル中央に燦然と輝く赤い星は、北海道開拓使のシンボルであった「北極星(五稜星)」を模したものだ。開拓者たちの情熱と誇りを宿したこの赤い星のデザインは、1世紀以上の歳月を経た現在も変わることなく受け継がれている。
かつて日本のビールはすべて、酵母の活動を止めて品質を安定させるための加熱殺菌処理が必須だった。1970年代から1980年代にかけての技術革新により「生ビール」が主流派へと躍り出る中、各メーカーは熱処理ビールの生産を大幅に縮小した。しかしサッポロビールは、創業期からの伝統的な味わいを求めるファンの声と酒場文化を守るため、あえて熱処理製法を残し続けた。
加熱殺菌によって得られるメリットは、単なる懐古趣味にとどまらない。熱を加えることで生まれる「ホップの角が取れた奥深い苦味」と「熱処理ならではの香ばしい穀物感」は、最新の非熱処理技術では再現できない唯一無二のキャラクターを形成している。