コロナ嗅覚障害はなぜ治らない?回復期間と最新治療・治った人の体験談

コロナ嗅覚障害はなぜ治らない?回復期間と最新治療・治った人の体験談について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

匂いが戻らない焦りから、SNSや口コミで飛び交う真偽不明の民間療法に飛びつく例が後を絶ちません。しかし、医学的に有効性が確認されているコロナ匂いがしない治療法の主軸は、明確に標準化されています。

現在、耳鼻咽喉科の臨床現場で第一選択として用いられるのがコロナ嗅覚障害ステロイド点鼻薬(モメタゾン点鼻液やフルチカゾン点鼻液など)です。支持細胞周辺に残存する微細な炎症を強力に抑え、神経再生の土壌を整える目的で処方されます。点鼻時には頭を下に向ける「点鼻体位(懸垂頭位)」を取ることで、嗅裂と呼ばれる鼻の最上部へ的確に薬液を届ける手技が治療成功の鍵を握ります。

一方、発症から1カ月以上が経過した亜急性期から慢性期にかけて注目されるのが漢方治療です。なかでも嗅覚障害漢方薬当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、末梢血流の改善と神経保護作用が期待され、日本国内の多施設共同研究でも改善率の向上が報告されています。体力が中等度以下で冷え症傾向がある人に限らず、神経再生を促進するエビデンスが蓄積されつつあります。

ドラッグストアで手に入るサプリメントについては、亜鉛サプリ嗅覚回復への期待が広く語られています。確かに亜鉛は細胞分裂や味蕾・嗅上皮のターンオーバーに不可欠な微量元素ですが、血液検査で亜鉛欠乏が認められない人が過剰摂取しても劇的な回復効果は望めません。銅の吸収阻害など過剰症のリスクを避けるためにも、独断での大量摂取は避け、医療機関での血清亜鉛値測定に基づいた補給が鉄則です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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