ディストーションとは?歪みの仕組みと定番名機の音作りをプロが徹底解説

ディストーションとは?歪みの仕組みと定番名機の音作りをプロが徹底解説に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

英語の「Distortion」は本来「歪み(ひずみ)」「変形」を意味する言葉です。カメラや光学機器の分野では「ディストーションレンズ(歪曲収差)」として像が樽型や糸巻き型に歪む現象を指しますが、音楽用語におけるディストーションは「入力された音響信号を意図的に歪ませ、荒々しく攻撃的な質感に変化させるエフェクト」を指します。 音響工学の観点から見ると、ディストーションの心臓部はハードクリッピング回路にあります。原音の波形が一定の電圧を超えた際、ダイオードなどの素子によって波形の頂点をバッサリと水平に切り落とします。この急激な波形の変化が奇数次倍音をはじめとする豊富な倍音成分を発生させ、金属的でシャープなアタック感と長く伸びるサステインを生み出すのです。 真空管アンプが自然に飽和して生まれるマイルドな歪みとは異なり、回路内で意図的かつ強制的に矩形波(くけいは)に近い波形へと加工するため、ピッキングの強弱に依存せず、常に均等で深い歪みが得られる点が電気的な特徴です。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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