キングダムカムはなぜ人を選ぶ神ゲーか?挫折の理由と序盤攻略の真実
キングダムカムはなぜ人を選ぶ神ゲーか?挫折の理由と序盤攻略の真実に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
オープンワールドRPGの多くは、プレイヤーを「選ばれし英雄」として迎え入れます。最初から派手なアクションを繰り出し、クエストをこなせば瞬く間に富と名声が手に入る――そうした心地よい全能感を期待して本作に足を踏み入れたプレイヤーは、開始早々に冷や水を浴びせられることになります。『キングダムカム・デリバランス』における挫折理由の筆頭は、このアンチ・パワーファンタジーとも呼ぶべき容赦のない世界設定にあります。
第一の壁は、主人公ヘンリーの「徹底した無能さ」です。ゲーム開始時のヘンリーは剣の素振りすらおぼつかず、数回武器を振っただけで息切れを起こします。さらに当時の平民階級の現実を忠実に反映しているため、本を開いても文字が読めず、文字の並びがデタラメに崩れて表示されるという徹底ぶりです。走れば空腹になり、泥道を歩けば服が汚れ、貴族に声をかければ「薄汚い鍛冶屋の小僧」と門前払いを食らいます。プレイヤーの操作技術以前に、ゲーム内のヘンリー自身に能力が備わっていないため、序盤は何をするにも失敗がつきまとうのです。
第二の壁は、極めて制限されたセーブシステムです。本作ではどこでも自由にセーブができるわけではありません。ゲームを保存するには、ベッドで睡眠をとるか、クエストの節目を迎えるか、あるいは高価なアルコール飲料「救世酒(シュナップス)」を飲む必要があります。この救世酒は序盤の所持金に対して非常に高価であり、飲むとわずかに酩酊状態になるというデメリットまで付随します。「セーブをケチった結果、道端の山賊に奇襲されて直近1時間のプレイが水泡に帰した」という悲鳴は、プレイヤーコミュニティで最も頻繁に聞かれる挫折エピソードです。
第三の壁が、独特の操作感覚を要求されるミニゲーム群、とりわけロックピックの異常なシビアさです。宝箱や扉の鍵を開ける際、カーソルをスイートスポットに合わせながらシリンダーを回転させる必要がありますが、初期スキルでは鍵穴が激しくブレ、ピックが一瞬で折れてしまいます。操作の難解さに加えて「開錠に失敗すると周囲に通報され衛兵に投獄される」というリスクが、新規プレイヤーの心を容赦なく折っていきます。