眼窩底骨折を放置するとどうなる?手術基準と後遺症の複視を徹底解説
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眼部周辺を強打した際、内出血や外見の腫れに気を取られがちですが、本当に警戒すべきは「骨の奥で起きている組織の挟み込み」です。受傷直後に以下の症状が1つでも該当する場合、眼窩底骨折を強く疑う必要があります。
眼窩底骨折の主な症状チェックリスト:
- 上下方向の複視:正面を見ている時は正常でも、上を見上げた瞬間だけ物が2つにズレて見える(下直筋の絞扼)。
- 頬から上唇にかけての知覚障害:骨折線が眼窩下神経を圧迫・損傷し、頬のしびれや麻痺感、前歯の感覚鈍麻が生じる。
- 鼻をかんだ直後の眼球突出(眼窩気腫):鼻腔と眼窩が交通し、鼻をかむ圧力で空気が目の奥に入り込んで目が飛び出るような圧迫感を覚える(※受傷後は絶対に鼻をかんではいけません)。
- 激しい吐き気・徐脈(小児に多発):筋肉が挟まる刺激で迷走神経反射が起き、強い嘔吐感や意識の混濁をきたす。
特にスポーツ現場や交通事故では、アドレナリンの影響で痛覚が麻痺し、初期の受診が遅れるケースが目立ちます。外傷初期は腫れによって眼球が前に押し出されているため気づきにくいですが、数週間経って腫れが引いた後に「眼球が奥に引っ込んでしまう(眼球陥没)」という深刻な変形へと進行する恐れがあります。