ケーズデンキが高い理由は?店頭表示の罠と実は最安になる裏ワザ
ケーズデンキが高い理由は?店頭表示の罠と実は最安になる裏ワザについての真相をお届けします。
ネット上の掲示板やSNSで頻繁に交わされる「ケーズデンキ 高い ネットの反応」を精査すると、不満の多くは「ふらりと立ち寄って値札を見た瞬間」に集中しています。この現象が生じる最大の構造的要因は、ケーズデンキが採用している二重構造のプライシング戦略にあります。
一般的な都市型量販店(ヨドバシカメラやビックカメラなど)では、あらかじめ「10%ポイント還元」を織り込んだアグレッシブな店頭表示価格が設定されています。最初からネット最安値に近い数値を掲示して購買意欲を刺激するモデルです。これに対してケーズデンキの店頭値札は、原則としてメーカー希望小売価格に近い初期提示額にとどめられています。これには明確な理由が3点あります。
第1に、ケーズデンキは全社方針として「ポイント還元なし 理由」を明確に掲げています。ポイントという将来の来店を縛る疑似通貨を発行しない代わりに、「店頭での直接値引き」で顧客に還元するビジネスモデルを貫いているため、値札そのものが最終決済額ではありません。値札は「ここから値下げ交渉をスタートさせる基準点」として機能しています。
第2に、会員システムである「あんしんパスポート」の存在です。レジで提示するだけで対象商品が即座に3%〜5%の現金値引きとなるため、店頭表示価格はその割引前の数値として設計されています。あらかじめ値引き分を引いた価格を提示してしまうと、会員特典の割安感を演出できないというリテールマーケティング上の都合も存在します。
第3に、地域密着型の接客対話モデルです。都市型店舗のようにポップや値札だけで自己完結させるのではなく、専門スタッフが顧客の設置環境や要望を聞き取りながら、最終的な見積もりを提示する販売スタイルを重視しています。つまり、「値札の金額でそのまま買う客は想定されていない」ことこそが、店頭表示価格が高く見える最大のカラクリなのです。