紅茶ゼロでなぜ紅茶味?ロングアイランドアイスティー度数と危険の真相

紅茶ゼロでなぜ紅茶味?ロングアイランドアイスティー度数と危険の真相の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

大手飲料メーカー・アサヒビール等の公式カクテルデータベースや国際バーテンダー協会の記録によると、ロングアイランドアイスティーの公式な起源は1980年代初頭のアメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドとされています。

当時、ロングアイランドのビーチリゾートにあったレストランバー「オークビーチ・イン(Oak Beach Inn)」のチーフバーテンダー、ロバート・“ボブ”・バット(Robert "Rosebud" Butt)氏が、カクテルコンペティションの出品作として考案したというのが最も有力な定説です。スピリッツのストックを一度に消費しつつ、夏場のビーチ客が爽快に飲めるカクテルとして考案され、瞬く間に全米から世界中へとブームが広がりました。

一方で、カクテルファンの間で語り継がれるもうひとつのロマンあふれる異説が「1920年代アメリカ禁酒法時代説」です。

禁酒法下のアメリカ・テネシー州ロングアイランド(現キングスポート近郊)において、「オールド・マン・ビショップ」と呼ばれる人物が、厳しい取り締まりの目を欺くために密造酒(ウイスキー、ジン、ラム、テキーラなど)を手当たり次第にブレンドし、メープルシロップとレモン果汁で色と味を「無害なアイスティー」に見せかけて密売していたという逸話です。公式記録としては1980年代のボブ・バット氏のレシピが現代の標準となっていますが、いずれの説においても「お酒に見えないお酒」としてのギミックが出発点となっている点は極めて示唆的です。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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