バーガーキング公式Xがバズる理由とは?縦読み広告の真相と最新戦略

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同社の名をネット史に深く刻み込んだ最大の事件といえば、2020年1月に秋葉原で起きた一件でしょう。22年間にわたり営業を続けてきた「マクドナルド秋葉原昭和通り店」の最終営業日、わずか2軒隣に位置するバーガーキング秋葉原昭和通り店が店頭に掲出した一枚の懸垂幕ポスターが発端でした。

一見すると「ライバルへの心温まる労いと感謝のメッセージ」のように書かれた文章。しかし、各行の頭文字を縦に読むと「私たちの勝チ」という強烈な勝利宣言が浮かび上がる仕掛けになっていました。この写真がX上に投稿されるや否や、瞬く間に数万件のリツイートを記録し、ワイドショーや経済メディアまで巻き込む社会現象へと発展したのです。

当時、現場を目撃した利用者の間では「プロレス的な痛快な演出だ」と絶賛する声が上がる一方、「長年地域に愛された店舗の最後を愚弄しているのではないか」という倫理的な批判も巻き起こり、賛否両論の議論が沸騰しました。しかし、同社はその後、秋葉原に新たな店舗を出店した際にもアンサー広告を仕掛けるなど、物語を途切れさせない「連ドラ型」のストーリーテリングを展開。結果として、ネットユーザーの間で「バーガーキング=退屈な日常に波風を立てる痛快な存在」というブランドイメージを決定づけました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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