2021年新番組ドラマ名作選!視聴率と配信で辿る傑作の現在地
2021年新番組ドラマ名作選!視聴率と配信で辿る傑作の現在地の詳細解説をご紹介します。専門的な知識が詰まっています。
「数字(視聴率)だけでは測れない真の名作はどれだったのか」という問いに対し、今なお多くのドラマフリークが真っ先に挙げる作品が、秋クールに放送された吉高由里子主演の『最愛』(TBS系金曜ドラマ)です。
殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(吉高由里子)と、彼女を追う刑事であり初恋の相手でもある宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央をあらゆる手段で守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)。サスペンスの緊張感と切ない純愛が見事に融合した脚本は、毎話放送後にSNS上で考察合戦を巻き起こしました。サスペンスとしての完成度の高さと登場人物全員が抱える「最愛の人のための行動」が交錯するラストは、近年の恋愛サスペンスの最高峰と称されています。
また、坂元裕二脚本による『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)は、松たか子演じる主人公と、松田龍平・角田晃広・岡田将生が演じる3人の元夫たちによる軽妙かつ知的な会話劇が絶賛されました。リアルタイム視聴率こそ一桁台にとどまったものの、TVerや見逃し配信での再生数は突出しており、ギャラクシー賞をはじめ数々の賞を総なめにしました。
さらに、菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音という当時の若手トップ俳優陣が集結した『コントが始まる』(日本テレビ系)も外せません。売れないお笑いトリオ「マクベス」の解散までを描いた青春群像劇は、夢を諦めることの尊さと痛みを真正面から描き、同世代を中心に熱狂的な支持を集めました。