カーペンターズ「雨の日と月曜日は」誕生秘話と歌声が胸を打つ理由

カーペンターズ「雨の日と月曜日は」誕生秘話と歌声が胸を打つ理由に関する注目トピックをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。

名曲「雨の日と月曜日は」のソングライティングを手掛けたのは、名コンビとして知られるポール・ウィリアムズ(作詞)とロジャー・ニコルズ(作曲)です。二人はすでに「愛のプレリュード(We've Only Just Begun)」をカーペンターズに提供し、全米2位の大ヒットを記録していました。しかし、続く新曲の制作において、ポール・ウィリアムズは深刻なスランプと精神的プレッシャーの中に置かれていました。

当時のインタビューや関係者の証言によると、ポールはある月曜日の朝、ベッドから起き上がることすら億劫なほどの脱力感と疎外感に苛まれていたといいます。何かが決定的に壊れたわけではないのに、世界から自分が弾き出されたような感覚。彼はそのやり場のない感情をノートに殴り書きし、「Rainy Days and Mondays Always Get Me Down」という象徴的なフレーズを紡ぎ出しました。当初、ポール自身はこの曲をどこか自虐的でユーモラスなオールドスクール・ブルースとして歌う想定をしていました。

しかし、カセットテープに吹き込まれた粗削りなデモ音源を聴いたリチャード・カーペンターの直感はまったく異なっていました。「これは妹カレンの歌だ。彼女の深く豊かな低音部と哀愁を帯びた声質を注ぎ込めば、世界中の孤独を包み込む壮大なバラードになる」と確信したのです。リチャードはすぐさまアレンジに着手し、アコースティックな温もりとストリングスの重厚感を絶妙に配合したアレンジへと再構築しました。

1971年4月にシングルとして世に放たれた本作は、瞬く間にビルボード・ホット100を駆け上がり、最高位2位(1位はキャロル・キングの歴史的名盤『Tapestry』からのシングル「It's Too Late」)を記録。同年に発表された3rdアルバム『Carpenters』(通称:タン・アルバム)の中核を成すキートラックとして、二人の地位を不動のものとしました。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest