ムーアの分類とは?キャズム理論の基本からタイプ別判断基準まで解説

ムーアの分類とは?キャズム理論の基本からタイプ別判断基準まで解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

スタートアップの創業者手記や事業撤退の現場取材において、頻繁に語られるのが「初期の展示会やβ版では絶賛され、先進企業数十社に導入されたのに、そこから全く商談が進まなくなった」という告白です。

この現象の背後には、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの「リファレンス(参照基準)」が完全に分断されているという構造的問題があります。

アーリーアダプターは「他社がやっていないこと」に価値を見出し、多少の不具合があっても自社の知恵で補いながら先進的な成果を出そうとします。一方、アーリーマジョリティは「同業の他社が使って成功している実績」がないと稟議を通せません。つまり、実用主義者にとって、ビジョナリーの熱狂的な推薦文は何の安心材料にもならないのです。

「革新的な未来」を売り文句にする初期の手法をそのまま継続すると、実用主義者からは「リスクが高すぎる未完成品」と敬遠され、マーケティング費用だけが嵩んで事業停止に追い込まれます。これこそが、キャズムの罠の正体です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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