リトル・マーメイドのアースラ徹底解剖!正体とトリトンとの過去
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アースラの真骨頂は、武力による制圧ではなく「契約」という合法的手段を用いた人心掌握術にあります。その本領が発揮されるのが、名曲『哀れな人々(Poor Unfortunate Souls)』です。
彼女は助けを求める人魚たちに「願いを叶える慈善家」として近づき、甘い言葉で契約を結ばせます。しかし契約が不履行になれば、魂を奪いポリプ(海洋植物のような魔物)に変えて庭園にコレクションするという非道な手口を使います。アリエルに対しても「声を差し出せば3日間だけ人間にする」という過酷な取引を持ちかけ、巧みなレトリックで契約書にサインさせました。
劇中でアースラが放つセリフには、世俗を冷笑するような切れ味鋭い名言が散りばめられています。
「男ってのは、おしゃべりな女は嫌いさ。退屈でうんざりするだけだね」
「陸の上じゃ、淑女は一言も喋らないのが奥ゆかしいとされてるのさ」
声を失ったアリエルがエリック王子と結ばれそうになると、アースラは自ら黒髪の美女「ヴァネッサ」へと姿を変え、奪ったアリエルの美声を使って王子を洗脳します。契約条件を自ら妨害しにいく周到さと容赦のなさは、ディズニー屈指の策士たる所以です。