アメリカ国旗の意味とは?星50個・縞13本と赤白青に隠された真相

アメリカ国旗の意味とは?星50個・縞13本と赤白青に隠された真相の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

アメリカ国旗は一度決まったデザインを守り続けているわけではありません。1777年6月14日に第二次大陸会議で最初の国旗決議が採択されて以来、州の加盟に応じて過去26回のデザイン変更が行われ、現行の国旗は通算27代目にあたります。世界的に見ても、これほど頻繁に公式デザインを改定してきた国旗は極めて異例です。

独立戦争初期、ジョージ・ワシントン率いる大陸軍が掲げた「グランド・ユニオン旗(大連邦旗)」は、カントン部分にイギリスのユニオン・ジャックをそのまま残した過渡期のものでした。しかし完全な独立を果たすべく、1777年に「13個の星と13本の縞」からなる初代星条旗(通称:ベッツィー・ロス旗など)が誕生します。

時代・旗の通称星と縞の構成制定年・歴史的背景歴史的意義・ポイント初代星条旗(13星旗)星13個 / 縞13本1777年制定(独立戦争期)円形や格子状に星を配置。イギリスの象徴を完全に排除した原初の国旗。15星15条旗星15個 / 縞15本1795年制定(米英戦争期)縞の数まで増やした唯一の時期。国歌「星条旗」誕生の契機となった歴史的旗。1818年法改正旗(20星)星20個 / 縞13本固定1818年制定(西部開拓期)「縞は13本に固定し、新州加盟の際は星のみを翌年7月4日に追加する」現行ルールを確立。48星旗星48個(6×8列) / 縞13本1912年制定(第一次〜第二次大戦)アリゾナ州加盟で制定。歴代2番目の長さとなる47年間にわたり使用された。現行50星旗星50個(千鳥配列) / 縞13本1960年7月4日制定(ハワイ州昇格)高校生の自由研究から採用。制定から65年以上が経過し、史上最長記録を更新中。

特筆すべきは、1795年にバーモントとケンタッキーの2州が加盟した際、星だけでなく縞模様も15本に増やした点です。しかしその後も州が続々と増えたため、「このまま縞を増やし続ければ遠くから見るとピンク色の旗に見えてしまう」という実務上の危機感から、1818年の議会法によって「縞は建国の原点である13本に恒久固定し、新州が加盟した場合は星のみを独立記念日(7月4日)に追加する」という明確な規定が定められました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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