「いとをかし」の真実!単なる面白いで片付けられない清少納言の美学

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高校古典の定期テストや大学入試において、「をかし」は最重要古文単語の筆頭です。マーク模試や記述問題で失点しないための要点を整理します。

もっとも危険なのは、選択肢や記述解答で無造作に「面白い」と書いてしまうことです。入試の採点基準では、「面白い」だけでは具体性を欠くとみなされ減点対象になるケースが多々あります。文脈に応じて以下の4つの引き出しを使い分けるのが得点直結のセオリーです。

  • ① 風情がある・趣がある(自然景観や風物に対して):
    例文:「月のいと明きに、川を渡れば、水白く見えていとをかし」
    (月が非常に明るい夜に川を渡ると、水が白く輝いて見えてたいそう趣がある)
  • ② 素晴らしい・見事だ(技術や容姿、振る舞いに対して):
    例文:「絵など描きたるも、をかしきこと限りなし」
    (絵などを描いているのも、見事なことこの上ない)
  • ③ かわいらしい・愛らしい(小動物や幼子に対して):
    例文:「児(ちご)の這ひ出でたるなど、いとをかし」
    (幼い子どもがハイハイして出てきた様子などは、とてもかわいらしい)
  • ④ 滑稽だ・おかしい(笑いを誘う状況に対して):
    近世に近づくにつれてこの意味が増加しますが、平安古文ではあくまで補助的な意味合いにとどまります。

テストの読解では、主語や鑑賞されている対象が「風景」なのか「人間」なのか「幼いもの」なのかを瞬時に判別し、適切な現代語のフレーズを当てはめる作業を徹底してください。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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