Radwimpsアルバム最高傑作はどれ?歴代名盤の評判とおすすめ徹底比較
Radwimpsアルバム最高傑作はどれ?歴代名盤の評判とおすすめ徹底比較の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。
2021年11月にリリースされたメジャー9作目(通算10作目)のオリジナルアルバム『FOREVER DAZE』は、結成15周年という節目を越えたバンドが到達したひとつの特異点です。しかし、この作品に対するリスナーの受け止め方は、過去のどの作品よりも複雑に分かれました。
音楽評論家やオーディオファンからは「サウンドプロダクションの極致」「邦楽ロックの枠を完全に解体した」と絶賛を浴びました。菅田将暉を迎えた「うたかた歌」、Awichと野田のラップが火花を散らす「SHIWAKUCHA」、iriの妖艶な歌声が絡み合う「Tokyo」など、客演陣の起用は従来のRADWIMPSには見られなかった試みです。コロナ禍の孤立と対峙しながら、ネオソウル、トラップ以降のヒップホップ、クラシックの要素を精緻に編み込んだサウンドは、海外のインディーポップ勢とも完全に共振していました。
一方で、長年のファンコミュニティやSNS上では、一部から戸惑いの声も上がりました。
「ギター、ベース、ドラムががむしゃらにぶつかり合う初期のロックバンド感が薄れてしまった」
「野田洋次郎のソロプロジェクト(後のyojiro noda名義)とバンドの境界線が曖昧になっているのではないか」
知恵袋や5ちゃんねる等でも「名曲揃いだが、アルバムとしてのまとまりに欠ける」「フィーチャリングが多すぎてバンドの音が聴こえにくい」という指摘が散見されます。この評価のねじれが生じた背景には、リスナーが求める「初期衝動のロックバンド」という幻想と、野田洋次郎自身の「音響作家・コンポーザーとしての探求」との間に生じたギャップが存在します。しかし、時間をかけて聴き込むほどに、閉塞した時代に対する野田の真摯な応答と、実験的でありながらポップさを手放さない職人技が浮き彫りになるスルメ盤としての評価を確立しています。