猫エイズとは?感染経路や寿命の真相と発症を防ぐ飼い方ガイド
猫エイズとは?感染経路や寿命の真相と発症を防ぐ飼い方ガイドについて徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。
猫エイズの正式名称は猫免疫不全ウイルス感染症(FIV:Feline Immunodeficiency Virus Infection)です。人の後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)とウイルスの構造や病態の進行パターンが類似していることから通称として「猫エイズ」と呼ばれていますが、ウイルスそのものは明確に異なり、種特異性を持っています。 このウイルスは猫の免疫系の中枢を担うリンパ球(CD4陽性T細胞など)に感染し、時間をかけて徐々に免疫機能を低下させていきます。免疫力が失われることで、通常なら自力で撃退できるような日常の細菌やウイルスに対して無防備になり、さまざまな二次感染症を引き起こすのが病態の本質です。 最も重要な前提として理解すべきなのは、「FIV感染(ウイルスを保有しているキャリア状態)」と「エイズ発症(免疫不全に陥り臨床症状が出ている状態)」は全く別物であるという点です。体内にウイルスを抱えながらも、免疫バランスを保ち、健康な猫と変わらない生活を10年以上送り続けるケースは決して珍しくありません。