ナフサとは?ガソリンとの違いや価格動向と製造工程の全貌

ナフサとは?ガソリンとの違いや価格動向と製造工程の全貌について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

化学メーカーの原材料費や生活用品の店頭価格に直結する指標が「国産ナフサ価格(ナフサ基準価格)」です。この価格は毎月ランダムに決定されるのではなく、四半期ごとに厳格な計算式で算出されます。

日本国内におけるナフサ価格フォーミュラの決め方は、財務省が発表する貿易統計の輸入ナフサCIF価格(運賃・保険料込み価格)を基準としています。計算式は以下の通りです。

国産ナフサ価格(円/kl)= 当該四半期の輸入ナフサ平均CIF価格(円/kl) + 諸掛(一律2,000円)

過去数年の国産ナフサ価格の推移を振り返ると、2020年のパンデミック初期には原油安により1klあたり2万円台まで急落しました。しかし、その後の世界的な需要回復と為替の急激な円安進行、中東情勢の緊迫化が重なり、一時は8万円台を突破する急激な乱高下を記録しました。

ナフサ価格高騰の影響は、単に化学プラントのコスト増にとどまりません。包装容器のコスト上昇を通じて食品メーカーの値上げを招き、自動車部品の樹脂価格を押し上げるなど、消費者物価指数(CPI)の上昇要因として家計へダイレクトに波及します。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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