急に物が二重に見えるのはなぜ?外転神経麻痺の危険サインと治るまでの真相
急に物が二重に見えるのはなぜ?外転神経麻痺の危険サインと治るまでの真相についての真相を徹底解説します。
眼球の運動を制御する神経には、第VI脳神経(外転神経)のほかに、第III脳神経(動眼神経)と第IV脳神経(滑車神経)があります。臨床現場では、どの神経が障害されているかを正確に鑑別することが診断の第一歩となります。ここでは動眼神経と滑車神経との違いを客観的データとともに比較します。
上表の通り、外転神経麻痺の決定的な特徴は「まぶたの下がりや瞳孔異常を伴わず、純粋に水平方向の運動制限と複視が生じる」点にあります。これに対し、動眼神経麻痺で瞳孔散大や激しい頭痛を伴う場合は、くも膜下出血を引き起こす脳動脈瘤(後交通動脈瘤)の切迫破裂の可能性が極めて高く、数時間単位の救急搬送と処置が求められます。