広島県廿日市市の正しい読み方は?難読漢字「廿」の歴史と宮島の魅力
広島県廿日市市の正しい読み方は?難読漢字「廿」の歴史と宮島の魅力について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。
広島県廿日市市の読み方をひらがなで表すと、正解は「はつかいちし」です。「廿日」で「はつか」、「市」で「いち」、自治体の行政単位である「市」を重ねて「し」と読みます。全国各地の難読地名ランキングでも上位の常連となっており、他県民にとっては読めそうで読めない難関地名の代表格といえます。
最大の関門となっているのが、先頭の「廿」という漢字です。日本漢字能力検定(漢検)の基準において、「廿」は常用漢字ではなく表外漢字(漢検1級配当レベル)に位置づけられています。音読みでは「ジュウ」や「ニュウ」、訓読みでは「にじゅう」と読みます。古代中国の甲骨文字に由来し、数字の「十」を2本並べて横棒で結んだ象形文字が原形で、文字通り「20」を意味する漢数字です。ちなみに30は「卅(そう・さんじゅう)」、40は「卌(しゅう・よんじゅう)」と書きます。
「なぜ廿日市市と呼ばれるのか」という疑問に対しては、日本語における「二十日(はつか)」の表記揺れが深く関わっています。古来、公文書や商人の台帳、石碑などでは画数の少ない「廿日」が頻繁に略記として用いられてきました。その名残が固有名詞として定着し、現在まで受け継がれた結果が「廿日市市」という独特な表記につながっています。