赤ちゃんが暑いサインの見分け方|手足の冷えに潜む罠と猛暑の対策法
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「手足がこんなに冷たいのに、服を脱がせて本当に大丈夫なのか」と不安になる保護者は非常に多く見られます。しかし、この現象の背景には乳幼児の体温調節における特有の生理学的メカニズムが存在します。
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赤ちゃんの体温調節中枢(視床下部)は生後数カ月ではまだ未熟です。さらに、体重に対する体表面積の割合が大人の約3倍と広いため、外気温の影響を極めて受けやすい構造をしています。そのため、体が暑さを感じると、体幹部の重要な臓器を守るために血流を中心部に集めつつ、末梢血管を急激に収縮・拡張させて熱を放散しようとします。
この放熱プロセスの途中で、末梢である手足の毛細血管が一時的に収縮し、手足の表面温度だけが急激に下がることがあります。つまり、「手足が冷たいのは、体幹の熱を逃がすための生理反応」であり、体積全体としては熱がこもっているケースが多々あるのです。小児科医の診療現場でも「手足の冷えに惑わされて靴下や厚着をさせ、結果としてうつ熱(体温がこもり逃げ場を失う状態)を引き起こすケース」への注意喚起が重ねられています。