不倫を純愛と呼ぶ心理の正体|本気と嘘の境界線と残酷な結末
不倫を純愛と呼ぶ心理の正体|本気と嘘の境界線と残酷な結末にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
探偵事務所の調査報告書や、離婚調停の現場で交わされる当事者の生々しい手記を検証すると、発覚直前まで「本物の愛」を誓い合っていた男女の脆さが如実に浮かび上がります。
ある大手探偵事務所の調査員は、次のように語っています。
「調査対象者の多くは、逢瀬の最中に映画のワンシーンのように抱き合っています。しかし、いざ配偶者に現場を押さえられた瞬間、男性側の第一声は例外なく『彼女にしつこく誘われて断れなかった』『家庭を壊す気はなかった』という自己保身です。その瞬間、隣にいる女性の表情が凍りつきます。『純愛』と信じていたものが、一瞬で『生贄』に変わる瞬間を何度も見てきました」
また、実際に配偶者と別れて「純愛の相手」と再婚を果たした30代女性の手記には、次のような痛切な後悔が綴られています。
「略奪婚が成立した直後は、世界を敵に回して結ばれた達成感がありました。でも、いざ生活が始まると待っていたのは地獄でした。元妻への養育費の支払いで家計は常に火の車。相手の両親からは『息子を狂わせた泥棒猫』として完全に絶縁され、冠婚葬祭にも呼んでもらえません。そして何より、夫が帰宅恐怖症気味に遅くなると、『私にしたように、また別の若い女性と純愛ごっこをしているのではないか』という疑心暗鬼に苛まれ、眠れない夜が続いています」
日常の瑣末な生活を排除した密会だからこそ輝いて見えた相手も、一度同じ屋根の下で生活を共にすれば、家事の分担、金銭の管理、加齢といった生々しい現実を免れることはできません。不倫純愛の結末として待ち受けているのは、ドラマチックなハッピーエンドではなく、日常の摩擦と過去の裏切りがもたらす重苦しいカルマの回収なのです。