はすみとしこの現在と裁判結果|伊藤詩織氏訴訟の賠償金と炎上の軌跡

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難民イラスト騒動後も過激な投稿を続けていたはすみ氏は、ジャーナリストの伊藤詩織氏が性暴力被害を実名で告発した問題に標的を移しました。2017年から2019年にかけて、伊藤氏を想起させる「山葵花子」などのキャラクターを用い、「枕営業大失敗」などの文言を添えたイラストをTwitter上に計5回投稿。これに対し、伊藤氏は2020年6月、はすみ氏および当該投稿をリツイート(RT)した男性2名を相手取り、計770万円の損害賠償と投稿削除を求める民事訴訟を提起しました。

法廷で争われた最大の論点は、「実名を明示しない風刺イラストが名誉毀損に該当するか」という点でした。はすみ氏側は「フィクションのイラストであり、風刺画としての表現の自由の範囲内」と主張しましたが、司法は極めて厳しい判断を下しました。

争点・項目司法判断(判決データ)一般的な基準・相場編集部の見解・評価はすみ氏への賠償命令額88万円(一審・控訴審ともに維持され確定)ネット上の誹謗中傷訴訟では30万〜100万円が通例悪質性と継続性が認められ、相場の中でも上位の額が算定された。リツイート者の法的責任各11万円(計2名に計22万円の支払い命令)従来は「単なる拡散」として不問に付されるケースが多かったRT行為そのものが「自身の発言としての賛同・拡散」と認定された歴史的判例。投稿の削除命令対象となったイラスト投稿の全件削除命令人格権侵害が認められた場合、削除命令が併科される「風刺画」としての主張は完全に退けられ、純粋な権利侵害と断定。控訴審および判決確定2022年11月 東京高裁が控訴棄却、上告なしで確定高裁段階での棄却率は極めて高い一審の事実認定に一切の瑕疵がないことが二審でも確認された。

2021年11月の東京地裁判決(本村洋平裁判長)は、イラストの容貌や状況設定から「一般の読者の普通の注意と読み方を基準とすれば、原告(伊藤氏)を指していると理解される」と明確に同定可能性を認定。さらに「客観的な事実の裏付けを欠き、原告の社会的評価を著しく低下させた」として、名誉毀損の成立を認めました。2022年11月の東京高裁もこの判断を全面的に支持し、はすみ氏側の控訴を棄却。判決はそのまま確定しました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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