トリフミン水和剤の効果と使い方|うどんこ病・黒星病対策の決定版
トリフミン水和剤の効果と使い方|うどんこ病・黒星病対策の決定版の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
どれほど優れた殺菌剤であっても、希釈倍率の計算ミスや散布タイミングのズレがあれば、期待通りの効果は得られません。それどころか薬害を引き起こす要因にもなります。トリフミン水和剤の使い方において、現場が厳格に守っている黄金律が存在します。
基本となるトリフミン水和剤の希釈倍率は、対象作物や病害によって規定されていますが、園芸および一般農作物では「2000倍〜3000倍」が標準値です。家庭園芸用の小型噴霧器(2〜4リットル)を使用する場合、1グラム前後の微粉末を正確に計量する必要があります。わずかな誤差で濃度が極端に濃くなると葉焼けのリスクが高まるため、0.1グラム単位で計量できるデジタルスケールや専用スプーンの使用が必須です。
次に極めて重要なのがトリフミン水和剤の散布時期です。「治療効果がある」とはいえ、それはあくまで病原菌が侵入した直後、あるいは肉眼でわずかに白い斑点や褐色の微小斑点が見え始めた「発病初期」を指します。葉の全面が白粉で覆われ、組織が壊死してしまった段階では、いかなる浸透移行性剤であっても元の青々とした葉に戻すことは不可能です。
散布を行う時間帯は、朝露が乾いた直後の午前中、もしくは直射日光が和らいだ夕方が適しています。炎天下の日中に散布すると、水分の急激な蒸発によって薬液の局所濃度が跳ね上がり、薬害が発生しやすくなるため避けるのが鉄則です。