桃色・杏色・桜色の違いとは?決定的な見分け方と歴史の真相
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デジタルグラフィックの制作や製品開発において、感覚的な指示は致命的な色ブレを引き起こします。日本産業規格(JIS Z 8102:2001 物体色の色名)が定める慣用色名データ、およびデジタル環境標準の数値を比較することで、桃色・杏色・桜色の客観的な差異を浮き彫りにします。
伝統色名JIS系統色名・マンセル値RGB数値・HEXコード色彩的特徴と専門家の評価桜色(さくらいろ)ごくうすい紫みの赤
10RP 9/2.5R:254 G:223 B:225
#FEDFE1明度9.0と極めて高く、RGB値のすべてが220を超える。わずかに紫みを含むことで、濁りのない透明感と涼やかさを演出する。桃色(ももいろ)やわらかい赤
3R 7.4/8.6R:244 G:121 B:131
#F47983彩度8.6の鮮明な発色。緑(G)と青(B)の値が抑えられ、赤(R)が力強く突出。視認性が高く、若々しく華やかな感情を喚起する。杏色(あんずいろ)やわらかい黄赤
4YR 7.5/9R:247 G:185 B:119
#F7B977色相が赤(R)から黄赤(YR)へシフト。緑(G)が185まで上昇し、青(B)が119と低いため、ゴールドを思わせる暖色系の落ち着きを持つ。
数値を比較すると、桜色から杏色にかけて緑(G)の成分比率が急激に変化していることが分かります。桜色では均整の取れていた緑と青の比率が、杏色では緑が青を大幅に上回り、色相環上でオレンジ側へと完全にシフトしています。画面上のデザイン設計やテキスタイル印刷において、このRGB比率を誤ると「桜色のつもりで調色したが、くすんだ肌色になってしまった」というトラブルに直結します。