大相撲の呼出とは?給料や階級制度・土俵作りの職人技を徹底解剖
大相撲の呼出とは?給料や階級制度・土俵作りの職人技を徹底解剖についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
呼出の最も象徴的な役割は、扇子を広げて東西の力士の名を独特の節回しで呼び上げる「呼び上げ」です。しかし、相撲関係者の証言によると、呼び上げは呼出が担う業務のほんの一面に過ぎません。
本場所や巡業において、呼出は以下のような極めて重要かつ肉体的な業務を日常的にこなしています。
- 土俵築き(どひょうずくり):重機を一切使わず、荒木田土(あらきだつち)とビール瓶、タコ(叩き木)を用いて手作業で土俵を築き上げる伝統工芸的作業。
- 太鼓の打ち分け:開場を告げる「寄せ太鼓」、中入りを知らせる「一番太鼓」、一日の終わりを告げる「跳ね太鼓(はねだいこ)」の演奏。
- 進行・実務:取組時の力士への水・塩・タオルの手渡し、懸賞旗を持っての土俵周回の行進、土俵の掃き清め。
- 柝(き)の音:取組の進行に合わせて拍子木を打ち鳴らし、場内の空気を引き締める合図出し。
土俵上の美しさと緊張感は、彼らの正確無比なサポートがあって初めて成立しています。朝早くから夜遅くまで裏方実務を一手に担う姿勢は、まさに相撲界のエンジニアと呼ぶにふさわしい存在です。