履歴書本人希望欄の「特になし」はNg?採用を勝ち取るプロの書き方
履歴書本人希望欄の「特になし」はNg?採用を勝ち取るプロの書き方とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。
中途採用の実務に携わる現場の人事担当者や転職エージェントへの取材から見えてくるのは、本人希望記入欄を「自分勝手な要求リスト」と勘違いしている求職者の多さです。
大手総合商社の中途採用責任者は、過去の選考現場を振り返り次のように証言しています。
「書類選考の段階で『年収750万円以上を希望』と一行だけ書いてくる応募者が一定数います。自社の給与テーブルを無視した一方的な宣言は、どれほど職務経歴が優秀であっても『組織適応力に難あり』と判定され、一次面接に呼ばれることはまずありません」
また、希望年収給与の書き方でやりがちなミスとして、「現在の生活水準維持のため」といった個人的事情の吐露が挙げられます。給与はあくまで提供する提供価値と企業の評価制度に基づいて決定されるものであり、個人の生活事情を押し付ける姿勢はプロフェッショナリズムの欠如とみなされます。
さらに、ネット掲示板やSNSで散見される「希望はすべて履歴書に書いておかないと入社後に後悔する」という言説は、明らかなミスリードです。履歴書はあくまで「面接の機会を得るためのパスポート」に過ぎません。書類の段階で細かな要望を列挙することは、面接官に対して自ら選考除外の口実を与えているに等しいのです。