子供に「りあむ」と名付けない人の心理とは?後悔と違和感の正体
子供に「りあむ」と名付けない人の心理とは?後悔と違和感の正体とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
ここで見落としてはならない決定的な盲点があります。「りあむ」という名前は、日本国内ではキラキラネームの代表格として槍玉に挙げられがちですが、グローバル市場に目を向けるとまったく異なる文脈を持つという点です。
英語圏において「Liam(リアム)」は、アイルランド起源の非常に歴史ある伝統的な男子名です。「ウィリアム(William)」の愛称から派生した名前であり、「強い意志を持つ守護者」を意味する格調高い名として知られています。米国社会保障局(SSA)が発表する年間新生児名前ランキングでは、「Liam」が全米男児ランキングで長年トップ3に君臨しており、イギリスやオーストラリアでも常に圧倒的な支持を集める王道の正統派ネームです。
つまり、英語圏の感覚からすれば「りあむ(Liam)」は、日本で言えば「太郎」や「翔太」のような、誠実で力強く、極めてポピュラーな名前なのです。しかし、それを漢字文化圏である日本社会にそのまま輸入し、「吏愛夢」「莉愛夢」といった夜露死苦(よろしく)調の漢字を無理やり当てはめてしまうことで、本来の高貴な語源とは真逆の「サブカル的・軽薄なキラキラネーム」という真逆の記号へと変貌してしまいます。この「カルチャーの文脈の断絶」こそが、ネット上で激しい違和感と批判を生み出し続ける構造的な原因です。