玉壺のグロテスクな過去と人間時代!壺と魚に執着する異形鬼の真実
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『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』におけるクライマックスの一つが、霞柱・時透無一郎との激闘である。自身の過去の記憶を取り戻し、冷徹かつ圧倒的な剣技を研ぎ澄ませていく時透無一郎に対し、玉壺は自らの「美」を侮辱されたことに激昂する。普段は粘着質でどこか滑稽な態度を装っているが、真の姿を現したときの玉壺は、全身が魚類の鱗で覆われたおぞましくも圧倒的な肉体美(本人曰く)を誇る。
しかし、時透無一郎の無駄のない「霞の呼吸」の前には、玉壺が誇る作品も自慢の脱皮姿も何の意味もなさなかった。首を跳ね切られる最期の瞬間まで「私の芸術は永遠だ」と叫び散らしたその醜態は、鬼殺隊の持つ純粋な生への意志と、彼自身の空虚な美意識との決定的な対比を描き出していた。