専門バイヤー直伝!北欧アンティーク家具の本物を見極める鑑定術

専門バイヤー直伝!北欧アンティーク家具の本物を見極める鑑定術にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

スカンジナビアの意匠語彙を決定づけたのが、20世紀半ばに花開いたミッドセンチュリー北欧デザインの金字塔だ。中でも「椅子の神様」と称されるハンス・J・ウェグナーの存在感は圧倒的である。彼が手がけた500種類以上の椅子の中でも、背もたれからアームへと描かれる曲線が美しいYチェア(CH24)は、世界中で愛され続ける永久欠番的プロダクトだ。ヴィンテージの初期モデルはペーパーコードの編み目やフレームの削り込みの繊細さが現行品と微妙に異なり、コレクターの間で高値で取引されている。

一方、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトは、無垢のバーチ材をL字型に曲げる革命的な技術を開発した。彼の代表作であるスツール60は、無駄を削ぎ落とした3本脚のフォルムが特徴で、スタッキング可能な機能性と彫刻的な美しさを兼ね備える。80年以上の時を経たアアルトの初期作品は、木肌が柔らかな琥珀色に変化し、現行品にはない圧倒的なオーラを放っている。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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