角川大映スタジオ見学のリアル!巨大ガメラ・大魔神と最新鋭現場
角川大映スタジオ見学のリアル!巨大ガメラ・大魔神と最新鋭現場を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。
なぜ調布の地にこれほど大規模な撮影所が存在するのか。その起源を紐解くには、昭和初期の日本映画草創期にまで遡る必要があります。
1933年、日本映画界の先駆者たちが多摩川沿いのこの地に「日本映画多摩川撮影所」を開設したことが発端です。その後、戦時統合を経て1942年に大映(大日本映画製作株式会社)が発足。当スタジオは「大映東京撮影所」として、日本映画の黄金期を牽引する中心地となりました。
黒澤明監督の世界的名作『羅生門』(1950年・ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞)の現像やセット撮影の一部をはじめ、溝口健二監督や市川崑監督の傑作群、そして数々の特撮シリーズがここで生み出されました。調布市が映画撮影所の集積地となった背景には、映画フィルムの現像に不可欠な「多摩川の清らかな伏流水」、時代劇や野外撮影に適した「広大な武蔵野の平地」、そして都心からの「程よい交通アクセス」という3つの地理的条件が揃っていたことがあります。
1971年の大映倒産、徳間書店傘下での再建期を経て、2000年代にKADOKAWAグループへ合流。2002年以降は「角川大映撮影所(現・角川大映スタジオ)」として設備の一新が進められ、伝統的な映画美術の職人技と最先端デジタル技術が融合する唯一無二の拠点へと進化を遂げました。