外来診療とは?入院との違いや紹介状なしの追加費用まで徹底解説
外来診療とは?入院との違いや紹介状なしの追加費用まで徹底解説についての真相をお届けします。
外来診療(がいらいしんりょう)とは、患者が病院や診療所(クリニック)へ直接足を運び、その日のうちに診察、検査、投薬、簡単な処置を受けて帰宅する医療行為の全般を指します。漢字の通り「外から来て、診察を受けて帰る」形態を表した言葉です。
医療法における外来と入院の違いは、端的に言えば「病床(ベッド)に継続して滞在・収容されるかどうか」という点にあります。医療法第1条の5において、20人以上の患者を入院させる施設を「病院」、入院設備がないか19人以下の患者を入院させる施設を「診療所」と定めています。外来診療はこのいずれの医療機関でも行われますが、ベッドを専有して24時間体制の医学的管理下に置かれる「入院」とは、算定される診療報酬の体系が完全に分断されています。
外来診療にかかる医療費のベースとなるのが、医療費自己負担割合です。公的医療保険制度に基づき、窓口で支払う割合は原則として以下の通り決められています。
- 未就学児:2割負担(自治体ごとの乳幼児医療費助成により実質無料または低額負担の地域が多い)
- 義務教育就学後〜69歳:3割負担(現役世代の標準的な負担)
- 70歳〜74歳:2割負担(現役並み所得者は3割負担)
- 75歳以上(後期高齢者):原則1割負担(一定以上の所得者は2割、現役並み所得者は3割)
また、窓口で毎回計算される基本料金には初診料と再診料の違いが存在します。ある医療機関で初めて受診した際(または過去の病気が治癒した後に新たな病気で受診した際)には「初診料」が発生し、同じ病気の治療で2回目以降に通院する際には「再診料(または外来診療料)」が請求されます。初診料は診察だけでなく患者のカルテ作成や全体的な問診・初期評価の手間が含まれるため、再診料よりも約4倍高く点数が設定されています。