セメントとモルタルの違いを知らずにDiyして失敗する前に読む完全ガイド
セメントとモルタルの違いを知らずにDiyして失敗する前に読む完全ガイドを徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。
建材売り場で混同されがちな3つの素材ですが、関係性を一言で表すなら「セメントは原材料」「モルタルとコンクリートはセメントを加工して作る複合材」です。料理に例えるなら、セメントは小麦粉、モルタルは水を加えて練ったパン生地、コンクリートは具材をたっぷり混ぜ込んだパウンドケーキのような構造をしています。
セメントは石灰石や粘土などを高温で焼成して粉末状にした水硬性(水と反応して固まる性質)の結合材です。単体で水と練ったものは「ノロ」や「ペースト」と呼ばれ、接着力こそ強力ですが、固まると激しく収縮して無数の亀裂が入るため、単体で厚みのある造形物を作ることはできません。
モルタルは、セメントに細骨材である「砂」と水を加えて練り混ぜた材料です。砂の粒子が骨格の役割を果たすことでセメント単体よりも収縮が抑えられ、滑らかなペースト状になるため、左官仕上げやレンガ・ブロックの目地材、数ミリから数センチ程度の薄塗り補修に最適です。
コンクリートは、セメントと砂に加えて、粗骨材である「砂利(砕石)」を投入して固めた材料です。大粒の砂利が内部でがっしりと噛み合うことで、モルタルとは比較にならないほどの高い圧縮強度を発揮します。建物の基礎、駐車場の土間、擁壁など、重量物を支える構造体にはコンクリートが不可欠です。