年金定期便の見方を徹底解説!50歳前後で激変する受給見込額の正体
年金定期便の見方を徹底解説!50歳前後で激変する受給見込額の正体を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
年金は原則65歳から受給できますが、60歳〜75歳の間で受給開始時期を柔軟に選べる制度設計になっています。受給開始を遅らせる「繰り下げ受給」を選択すると、1ヶ月遅らせるごとに受給額が0.7%増額されます。
仮に70歳まで5年間繰り下げると「42%増」、上限の75歳まで10年間繰り下げると「84%増」となり、この増額率は生涯にわたって維持されます。ここで気になるのが「何歳まで生きれば元が取れるか」という損益分岐点です。
額面上の計算では、70歳受給開始の損益分岐点は81歳11ヶ月、75歳受給開始の場合は86歳11ヶ月となります。ただし、年金額が増えると所得税や住民税、介護保険料・国民健康保険料の負担率も跳ね上がる「手取りの逆転現象」に注意しなければなりません。税引き後の実質手取りベースで考えると、損益分岐点はさらに1〜2年後ろに延びる傾向にあります。自身の健康状態やリタイア後の就労収入と照らし合わせ、最適な受給開始時期を割り出す知恵が求められます。