愛猫のお尻歩きを放置するな!肛門腺破裂の危機と正しいケアの全真相
愛猫のお尻歩きを放置するな!肛門腺破裂の危機と正しいケアの全真相に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
診察室へ血相を変えて駆け込んでくる飼い主の多くが、「急にお尻から血が吹き出た」「お尻の横にぽっかり穴が開いて骨のようなものが見える」と証言します。これが猫の肛門腺破裂の症状と治療の現場における典型的な光景です。
猫の皮膚は非常に柔軟かつ薄いため、肛門嚢内で増殖したブドウ球菌や大腸菌によって膿が溜まると、わずか数時間から数日で限界に達し、皮膚を突き破って破裂自壊します。破裂直後は赤黒い血液と悪臭を放つ黄色味がかった膿が混ざり合って噴出します。
万が一破裂を目撃した際の、猫の肛門腺が破裂した時の応急処置は以下の3点に限られます。
第一に、患部を絶対に水で強く洗い流したり、傷口を素手で圧迫したりしないことです。雑菌を傷口の奥へ押し込む危険があります。
第二に、出血している箇所を清潔なガーゼや医療用脱脂綿で軽く押さえ、保護します。
第三に、傷口を猫が舐め壊さないよう、直ちにエリザベスカラーを装着させることです。猫の唾液には無数の常在菌が含まれており、ザラザラした舌で舐めることで組織損傷が一気に広がり壊死性筋膜炎へ進展する事故が多発しています。応急処置を済ませたら、迷わず即日受診してください。
動物病院での治療は、麻酔下または局所麻酔による創傷洗浄、抗生物質の局所注入および全身投与が基本です。破裂を何度も繰り返して瘢痕組織化している重症例では、肛門括約筋を温存しながら袋を完全に切除する「肛門嚢摘出術」が外科的に選択されます。