塩小さじ1は何グラム?5Gの誤解が生む失敗と正確な計量術
塩小さじ1は何グラム?5Gの誤解が生む失敗と正確な計量術に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
塩の計量でさらに混乱を招くのが、「塩の種類」による重さのバラつきです。店頭に並ぶ塩は、大きく分けてイオン交換膜製法などで作られる「精製塩(食塩)」と、海水から平釜や天日干しで作られる「粗塩(天然塩・海塩)」に分かれます。
検証データが示す通り、粗塩と食塩のグラム違いは極めて顕著です。粗塩は結晶の粒子が大きく不揃いで、さらに適度なにがり(塩化マグネシウムなどのミネラル分)と水分を含んでいるため、結晶同士の間に隙間が生じます。その結果、同じ小さじ1杯(5ml)をすりきりで計量しても、粗塩は約5g程度にとどまります。粒子の大きな岩塩やフレーク状の海塩にいたっては、小さじ1杯で4g台前半まで軽くなるケースも珍しくありません。
調味料ごとの密度比較として興味深いのが、砂糖小さじ1のグラム比較です。家庭で多用される上白糖は、小さじ1杯で約3gしかありません。つまり、同じ「小さじ1」という体積であっても、精製塩は砂糖の実に2倍の質量を持っています。この差を意識せずに目分量で調理を行うと、料理のバランスが根底から崩れてしまいます。