26.5ミリの攻防。完全キャッシュレス化が進む2026年、なぜ「500円玉」は日本の財布に残り続けるのか?

26.5ミリの攻防。完全キャッシュレス化が進む2026年、なぜ「500円玉」は日本の財布に残り続けるのか?について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

2021年に流通が始まった現行の500円硬貨は、外見こそ従来のゴールド一色から、外周がシルバー、内側がゴールドの2色(バイカラー)へと変化した。しかし、直径は26.5ミリのままだ。それにもかかわらず、導入当初は多くの自販機や駅の券売機で「新硬貨が使えない」というトラブルが相次いだことを覚えているだろうか。

原因は、直径ではなく「重さ」と「素材」の変化にあった。新硬貨はバイカラー・クラッド構造を採用したことで、重量が従来の7.0グラムから7.1グラムへとわずかに増加した。さらに、異なる金属を組み合わせたことで、機械が読み取る電気伝導率のパターンも一変した。直径という外見のサイズを維持しながら、内部のセキュリティだけを極限まで高める。この二律背反の要求に応えるため、自販機メーカーはセンサーのアップデートに追われることとなった。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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