地球の内核が逆回転?2026年最新論文が暴く「滅亡説」の真実
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深地層の底、外核と呼ばれる液体の鉄とニッケルの海に浮かぶ固体の金属球が「内核」です。内核の直径は約2,400キロメートルで、月の大きさの約7割に匹敵します。この内核が「逆回転している」と報じられた発端は、北京大学の宋暁東(Xiaodong Song)客員教授と楊翼(Yi Yang)研究員が発表したネイチャー論文にあります。研究チームは1960年代から半世紀以上にわたり、同一震源地から発せられ内核を通過した反復地震波の伝播パターンを詳細に解析しました。
観測の結果、内核は長年にわたり地表の自転速度をわずかに上回る「超回転」を続けていましたが、2009年頃を境に地表との速度差がほぼゼロになって停止し、その後は地表よりわずかに遅い速度へと移行したことが判明しました。さらに2026年から2026年にかけて発表された南カリフォルニア大学(USC)のジョン・ヴィダール(John Vidale)教授らの追試チームによる論文でも、内核の明らかな減速と相対的な後退が決定づけられています。
ここで極めて重要なのは、「地球内核 停止と逆回転の真相」の物理的な定義です。地球そのものは常に西から東へ自転しています。内核も同じく東向きに回転を続けており、決して物理的に歯車が逆転するように西向きへ猛スピードで回り始めたわけではありません。時速100キロで走る新幹線の車内で、時速105キロで前進していた乗客が時速98キロに歩行ペースを落とした瞬間、車窓の風景(地表)から見ると「後退している(逆回転している)」ように観測される――これが地球内核逆回転の理由の核心です。